PDF や TEXT を DAISY に変換して読む

 

My本箱(ChattyBox)では、DAISY図書を再生出来るだけでなく、ユーザーが持っているPDFやテキストファイルをアップロードしてオンラインでDAISY化して読み上げ音声付きの図書として再生することが出来ます。
また、クリップボードにコピーしたテキストなどもテキストファイルと同様にDAISY化して再生することが出来ます。

 

先ず、My本箱のサイトで「アップロード」ボタンをクリックします。

 

 

下記のような「変換サービス」ダイアログが表示されますので、「PDF」か「テキスト」か、「クリップボード」かを選択します。(下図は「PDF」を選択したときの図です。)

 

 

それぞれの場合に、右下に「詳細設定」がありますので、それをクリックして変換設定をおこなって下さい。「PDF」を選択した場合は下図のようなダイアログがポップアップで表示され、読みたいページの範囲や、読み上げる音声の種類(男声・女声、日本語・英語)、DAISY化した場合のレイアウトの種類(固定レイアウト・リフロー)、ルビの有無、図中の文字の読み上げ方などが選択出来ます。

 

 

[注意]
  1. 現時点では、一度に変換できるページ数は10ページまでに制限されています。
  2. 「固定レイアウト」と「リフロー」の違いについては、下記をご覧下さい。
     QuickDaisy-and-ReflowDaisy.pdf
    (認識精度の観点からは「固定レイアウト」を推奨します)
  3. PDFのDAISY変換は自動処理ですので、誤認識や漢字などの読み誤りが含まれる可能性があります。その修正の仕方については、後の「変換結果の修正方法」をご覧下さい。

 

「詳細設定」を保存後、PDFファイルを選択またはドラッグ&ドロップして、「変換」ボタンをクリックと、ファイルのアップロード、認識処理、DAISY変換が実行され、My本箱に「PDF」という表紙が付いた図書が表示されます。変換には時間がかかりますので、「変換中」の表示が消えて「読む」ボタンがアクティブになるまで、しばらく待って下さい。現状では1ページ当たり30秒ほどかかることが多くあります。

 

テキストファイルのDAISY化

 

テキストファイルやクリップボードのテキストのDAISY変換についても操作はほぼ同様です。テキストの場合はページ範囲選択はありませんが、一度に変換出来るのは4000文字までに制限されています。また、ディスレクシアの人たちの希望が多い『全ルビ変換』や『分かち書き』なども「詳細設定」で選択することが出来ます。
クリップボードのテキストについては、毎回「アップロード」ダイアログを表示させなくても、My本箱の右側にある「テキスト変換」エリアに読みたいテキストを貼り付けて、その下の「変換」ボタンをクリックすれば、My本箱にDAISY化して格納されます。

 

 

PDFからのDAISY変換結果の修正方法

 

変換結果を修正する必要がある場合は、My本箱の図書の「読む」「アプリに入れる」の右にある「操作」をクリックしてください。

 

 

そしてプルダウンの「名前を変更」「ラベルをつける/はずす」等の下の「テキストと読みの修正」という項目を選択すると「コンテンツの編集」というダイアログが表示されます。

 

 

ここで、「修正用ファイルのダウンロード」をクリックすると、IMLXという拡張子のファイルがダウンロードされます。これはChattyInfty用のデータ形式で、製品版のChattyInftyをお持ちの場合は、それで編集することが出来ます。製品版のChattyInftyをお持ちでない場合は、フリーのChattyPadが下記サイトにありますので、それをダウンロードしてインストールし、imlxファイルを開いてください。

 

  ChattyPadの入手先:https://www.sciaccess.net/jp/ChattyPad

 

ChattyPadは音声は出ませんが、編集機能はChattyInftyとほぼ同様です。認識結果の誤りはChattyPadで修正できますし、読みの修正方法もChattyInftyと同じなので、My本箱での漢字の読み誤りがあるときにはChattyPad上で読み指定をすることで、修正が出来ます。 修正が出来たら、上記と同じ手順で、「操作」から「テキストと読みの修正」を選択して「コンテンツの編集」ダイアログを開き、「修正結果のアップロード」を選択して、修正済みのimlxファイルをアップロードします。すると、「変換中」の表示になり、再変換が終了すると修正結果が反映されたDAISY図書を読むことが出来ます。

 

ChattyPadの使い方(固定レイアウトの場合)

 

ダウンロードした修正用imlxファイルをChattyPadで開き、左上に「」アイコンの付いた画像をダブルクリックします。すると『ハイライト領域編集(音声無し)』というウィンドウが開きます。【 ハイライト領域編集画面での話者変更についてはこちら

 

まず最初に修正を行いたいハイライト領域を選択します。

 

◎誤認識している文字の修正を行いたい(読み上げテキスト編集エリア)
◎行末などでハイライト領域が分割されてしまい読み上げが途切れる箇所を繋げたい(グループ化)
◎読み上げを一端そこで止めたい(『STOP』)
◎読み上げる順番を変えたい(『上に・下に移動』)
◎読み上げる必要はない(『削除』)
といった修正の場合

 

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※『ハイライト領域のグループ化』とは、複数のハイライト領域をまとめて1つの領域のように連続して一気に読み上げます。

※『分割点』とは、グループ化されたハイライト領域の区切り位置のことで、グループ化された領域を読み上げる際に、次の領域へハイライトを移動するタイミングの目印です。分割点を設定せずにグループ化した領域を読み上げることも可能です。その場合は、全体の再生時間を領域数で割った時間で、ハイライトが切り替わります。

※『上に・下に移動』は『削除(切り取り)と貼り付け』でも行うことが出来ます。

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◎一気に読み上げているところを切りたい(選択中のハイライト領域を左右に分割)
といった修正の場合

 

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※縦書きの場合も上下に分割することが出来ます。そのときは『選択範囲の操作』の「左右に分割」が「上下に分割」に変わります。

※分割したいハイライト領域を選択後、ツールボタンの「」を使用した場合は、矩形の中間地点で2分割されます。

 

◎2つの連続するハイライト領域を繋げたい
といった修正の場合

 

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※『グループ化』と『結合』の使い方

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◎画像上で読み上げテキストを確認したい
◎読み上げさせたい箇所がある(新規ハイライト領域)
といった修正の場合

 

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※新規ハイライト領域を追加する際、追加前に既存のハイライト領域を選択している場合は、その後方に追加され、選択していない場合は、追加する領域に近いハイライト領域の後方に追加されます。

 

【話者変更について】[ 使い方に戻る ]

 

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