ChattyLibraryの図書は著作権法第37条第3項の規定に基づき、読むことに困難がある人たちを対象に提供する読み上げ音声機能がついた電子図書です。
利用登録に際しては「読むことに困難がある」ことを示す資料を提出(アップロード)して頂く必要があります。
申請方法には下記の4つの方法があります。
2.教師・LD専門家など第三者による文書添付
教師又はLD(学習障害)認定ができる専門家(下記一覧)による署名付き文書を提出する方法。
登録手続きの過程で、文書のひな形(PDF)をダウンロードして印刷し、教師又は専門家による障害の程度の確認と署名を得て、アップロードして下さい。アップロードファイル形式はPDF, png, jpegのいずれかとします。
この方法で認定が出来る専門家は原則として以下のいずれかとなります。
□ 教師 □ 医師 □ 公認心理師 □ 臨床心理士 □ 臨床発達支援士 □ 言語聴覚士(ST) □ 特別支援教育士(S.E.N.S) □ 学校心理士 □ 視能訓練士 □ 大学などでLDについて研究をしている専門家
専門家による検査(アセスメント)について
読むことが困難な程度を客観的な尺度により検査することをアセスメントといいます。
何らかの理由で教師による書名付き文書を得るのが困難な場合、専門家によるアセスメントを受けることをおすすめします。
ここでは、東京大学のAccessReading (
https://accessreading.org/) を担当していた専門家が独立して設立した読み障害のアセスメントを専門にするNPO(クーポノ)を紹介させて頂きます。オンラインでのアセスメントも可能とのことです。
NPO法人「学び環境相談クーポノ」(https://www.ku-pono.org/)
読み書きのアセスメントを受けたい方へ(https://www.ku-pono.org/literacy-assessment)
こうした専門家によるアセスメントを元に、「限局性学習障害」の診断を行う医療機関が増えていて、全国の自治体のホームページで検索できるようになっています (
https://sld-colorfulbird.com/archives/5875)。
例えば、サクセスネットがある福岡県では2025年4月の段階で34の医療機関が「限局性学習障害」の診断が可能と紹介されています。
Chatty LibraryのDAISY図書を読むためには医師の診断書は必要なく、専門家によるアセスメントだけで十分ですが、将来的に受験などにおける合理的配慮を申請するときの根拠になりますので、医師による診断を受けておくのもいいのではないかと思います。
アセスメントは近年多くの大学に設置された障害学生支援センターやダイバーシティセンターなど(名称は大学により異なります)でも、受けることが出来るようになってきています。
お住まいの地域に近い大学のホームページなどで調べてお問い合わせ頂くのも1つの方法だと思います。
3.宇都宮LDサポートセンターによる認定
上記1.2のいずれも利用できない方のために、Chatty LibraryではLD(学習障害)の方達を支援している宇都宮LDサポートセンター
(
https://uld.llccrew.com/)
と契約を結び、オンラインで専門家による診断を受けることが出来るシステムを用意しています。
宇都宮LDサポートセンターとスケジュール調整をしてオンライン(Zoom)による面談で診断を受けることが出来ます。
面談は有料(5000円)となりますが、発行された診断書は各種に支援を受けるときにも根拠と出来る専門家の署名が付いたものを得ることが出来ます。